第三舞台ＨＰ真似っこ企画！？
EXTRA 〜博多で鴻上尚史と大高洋夫〜
鴻上さんがＴＢＳでやっているラジオ『博愛ライダー』に
１０月１１日、第三舞台博多公演直前に大高さんがゲストとして来られました。
最初はこんなことするつもりなかったのに・・・・
聞いてるうちにあまりの楽しさに手が・・・手が勝手に・・・！（嘘）
でも地方では聞けない方もいらっしゃったかと思うので
雰囲気の一端でも感じていただければ嬉しいッス。ウッス。
あ、赤字は私の心の叫びです（笑）
鴻上さん（以下K）：さ、このコーナーはおいら鴻上ライダーの仲間、博愛ヒーロー、ヒロインをゲストにお迎えして明日の世界平和を語り合う博愛ヒーローのコーナーです。今日のゲストは舞台映画ドラマで活躍するこの方です！
大高さん（以下O）：よっ！大高洋夫だーーーー！
K：はっはっはーーーー（笑）
K：さ、今夜の博愛ヒーローは、第三舞台の大高洋夫さんです。
O：さんつけるな（笑）
K：そうだよな（笑）改めてなんかこう喋ると昨日の・・・今朝か、朝の４時まで麻雀していたかと思うと。いや、１０年ぶりぐらいの麻雀でしたよ。
O：あ、ほんと。
K：はい。え、大高さん勝ちましたね。（大高さんて麻雀強そうだよな〜・・・）
O：え、あなたも勝ってたじゃないですか
K：あ、ちょっとだけね。
O：いやなにをおっしゃいます（笑）
K：いやいや・・・お金京から巻き上げた？京晋佑から。
O：そんなこと言っていいんですか！？（笑）
K：あーーいや言っちゃいけません（笑）すごく言っちゃいけませんでした。お金なんか巻き上げるわけないじゃないですか、何言ってんですか生放送ですよ？（笑）ほんとにこんな夜中に。
O：はははは（笑）
K：今日博多の夜はどのようにお過ごしで。
O：いや、もう麻雀疲れで寝てました。
K：あ、ほんと。
O：うんほんともう寝てた。
K：晩飯は？
O：晩飯は・・・・食ってない。
K：あ、食ってない。
O：うん食ってない。
K：おれほんと今朝４時に寝るときにこのまま別に・・・９時が朝飯で起きなきゃいけなかったんだよね？このまま別に寝なくて９時まで麻雀していてもいいかなって・・・
O：俺はそんなガッツはなかったな。
K：あ、ほんと？
O：うん。寝たかったもん。
K：君勝ってたもんね（笑）
O：そう勝ってたから（笑）
K：麻雀て普通ね。勝ってる人は眠いんですよ（笑）京ちゃんが一番負けてましたからね。負けてる人は・・・・・何を言ってるんだか（笑）、さ、何を僕たちはここで話せばいいの？（笑）
O：ねえ。なんかだってほら、こうしゃべるっていうかこうメディアを通じて二人で仕事するのってクイズダービー以来なんだよね。
K：クイズダービーやりましたねぇ！（見たいぞ！そのクイズダービー！）
O：ねえ！
K：僕ら１０万点取りましたねえ！
O：取りましたね！５万山分けして何に使いましたか。
K：あの当時は生活費でしょうやっぱり。
O：あ、そうですか。私はは姪っ子にブランコを買ってあげましたからね。
K：素晴らしいですね〜〜〜
O：今思うといいことしましたね（笑）
K：大高がまたもう算盤が得意だもんでちょうど１０万点なるように計算して。（算盤も得意そうだ・笑）
O：ジャスト１０万ぐらいでしたね。
K：１０万２００点ぐらいでしたね。
O：大橋巨泉さんに「せこい！」って言われましたからね。
K：はっはっは（爆笑）何年前の話や！（笑）
O：１５・６・・・１４・５年前の話だと思うんですけどね。
K：そうですねぇえ。まあ私と大高、大高洋夫さんは！早稲田の演劇研究会というところで同期で！そこに入ったのが２０年前ですか。あいやもっと前だね。第三舞台作って２０年なんだから、
O：１９７９年。
K：うわーー。
O：７９年に入ったんだと思う。
K：あそう。２２年前。うわっ。
O：うわーーーーー（いやそう）どうよ！（笑）
K：どうよ！（笑）２２年だって。２２年間つき合ってる！
O：うははははは（笑）
K：うわーーーー・・・・どうよそれ！そうかあーーーー。
O：うん
K：お互いもうこんなとこじゃ言えないこと知り尽くしてますがなほんとに。
O：ゆってもいいこともあるけど（笑）
K：いやいやいや。いやいや！（笑）何を言いますかいな（笑）
O：言わん言わん（笑）
K：ほんとにね、色々ありましたよね。
O：うーん。
K：そうですか。なんだろね。でも俺たちにとってとさ、聞いてて何が楽しいかよくわかんねえんだよな。（いや、この会話すべてがめっさ楽しいです・・・）
O：そうだよね。
K：２２年間だもんなぁ。
O：うーん。
K：大高さんと同じ同期で、早稲田大学の演劇研究会、同じ日に説明会を受けまして。
O：うん。
K：それでそのまま新人公演で同じ様に舞台踏んだんですね。
O：そのーー、あれ、身体訓練、もう体育会系の訓練があるわけですよ。
K：そうそうそう
O：それで鴻上尚史はあのー、学問ばっかりしていたもんでねえ
K：うははははは（爆笑）
O：であのー、早稲田の２年生の時に要するに演劇研究会に入ってきて、なんで２年で入ってきたかっていうと、東大に入りたいっていう夢を捨てきれずに（笑）
K：あーーーーあーーーあーーー（叫）
O：早稲田の学生でありながら（強調）東大を受験してまた落っこちしてしまって
K：あーーあーーーあーーーー（さらに叫ぶ）
O：早稲田の２年の時に入ってきたと（笑）（大高さん楽しそう・・・笑）
K：もー東大生大嫌いよ俺はだから。
O：うははははは（爆笑）
K：大高は一浪したんだよね。
O：そう一浪して。
K：新潟からきたんだよね。
O：そう。
K：だって演劇研究会の身体訓練キツかったよねーー！
O：キツかったっスよー。
K：だって演劇やるのにあれ毎日３・４キロ？走ってたね。それも山道でねー。
O：あんた吐きながら走ってたね。
K：走ってた。吐きながら走ってた（笑）毎朝立ち食いうどん食って、それでスタートして大体生け垣の文学部越したあたりで吐いてました（笑）
O：だいたいさ、うどん食ってから走るっていうのどうかと思うよ（笑）
K：そうなんだよね。うどん食って一服してから走ってたんだよね。（笑）
O：今はタバコやめたけどね。（いきなりな展開ですな！）
K：大高さんは、あなたはやめませんか。
O：タバコですか？やめませんねーー。私酒やめましたから。
K：そうだ酒やめたんだねえ。よく寝れるね酒やめて。
O：だって俺別に寝付きはいいから、寝酒とかそういう習慣はなかったから。
K：あれさ、「象」っていう芝居で痩せようと思ってタバコやめたの？
O：演出家から痩せろ、ってお前は痩せろって言われたの。
K：竹内さん。
O：うん。竹内銃一郎さんから痩せろっていわれた。で減量したんだけど最初まあ走ったり肉体訓練とか筋トレとかしたりとかしてたから、食餌制限もしたんだけど、でまあ少しは落ちていくじゃない。
K：最初はね。
O：で晩酌のビールは飲んでたんだけど、でもある程度落ちると要するに停滞期が来るでしょ？
K：うん来る。
O：そっから先が落ちないから、じゃあ、酒やめようかって晩酌もやめたんです。
K：うん。
O：したらガッと落ちたから。
K：何キロ痩せたの？
O：ＭＡＸ１５キロ落としましたね。
K：うーーわーーーーー。
O：うん。
K：一本の芝居のために。
O：そう。
K：あんたデニーロかそれ（笑）
O：みんなからそう言われました（笑）
K：え、晩酌っていうのは寝酒じゃないってこと？
O：寝酒じゃない。もともと寝酒をする習慣がなかったから。
K：あんた寝るときいつも本読むでしょ。
O：読む読む。
K：まだ読んでるの？
O：読んでる。
K：こいつ誰が来ても本読むんだよなあ（笑）俺たちだって眠いのにさぁ、『俺は毎晩本読んでから寝るから』って堂々と読むんだよね君は（笑）
O：だって本読んで眠くなったら寝るって健康的じゃないですか（笑）
K：普通でもさ、みんなが下宿に行ったらさ、お、寝るぞってなったら普通寝るじゃんそのまま。みんながわーっと寝るぞっても『あ、おれ本読むからゴメンな』って電気つけたまま本読む君はどうよ（笑）
O：だってそういう習慣ってのはあるわけだからさあ（笑）
K：あるけど普通、そら最後豆電球一個つけて寝るんだけどさ、みんなに聞いてさ、みんなどうしてんの？つってまっ暗で寝るって言ったら、じゃあ今日は豆電球消すかなとかさ（笑）（鴻上さん寝るときの電気ネタ好きなのか？・笑）
O：だって俺んち来てるんだから俺んちの習慣に合わせろよ。
K：まあな（笑）
O：うん（笑）
K：え、で結局、 じゃあもうまったく飲まないの今。
O：うん飲まない。まったく飲まない。
K：不味くなったの。
O：不味くてあんなに好きだったビールがもう全然おいしく感じない。
K：チューハイとかウィスキーも？
O：全然ダメ。頭痛くなっちゃう。
K：あ、昨日も飲まなかったの？
O：飲んでない。一滴も飲んでない。今年に入ってから一滴も飲んでないんじゃないかな。
K：君はじゃあ何でトリップするのよ。
O：タバコ？（笑）
K：それの方が健康に良くないんじゃないか？（笑）
O：うーんまあ悪いと思うんだけどタバコはやめられないんだよね。
K：そうなんだよね、俺も酒とタバコどっちかやめろって言われたらほんと今でも酒はやめれるんだよねー。
O：だって昨日も麻雀しながら『今でも喫いたい』とか言ってたじゃん（笑）
K：そうそう。今でも夢見るよ俺。俺一週間ぐらい前もさ、タバコ喫ってる夢見てさ。『しまったなぁーーー！』って目覚めたんだよね。
O：うん。
K：で、あ、ベットだ！と思ってさ。ってことは喫ってないのか？と思ってホッとしたんだよね（笑）
O：はっはっは（笑）
K：あーー夢かーーーと思ってさ（笑）
O：でもなんかのきっかけで復活するってことはあり得るよね。
K：あり得る。この前俳優のイシイケンイチさんに聞いたら、あの人もなんか５年ぐらいやめてたんだけど、なんのことはない撮影で復活したって。
O：この間一緒だったけどバカスカ喫ってたよ。
K：でしょ。そうそう、だからあのー、俳優さんでよくあの禁煙したのに、そういう役が来て、ほいでタバコ喫わないと肺の中に入れないから、一回吐き出してからセリフしゃべんないといけないから、それで復活したっていう人よく聞くね。
O：あーなるほどねえ。
K：だってその、明らかにアメリカ映画とかの一種でさ、明らかにヒロインとかタバコ喫ってるシーンでウソってのがわかるのあるじゃない。
O：あるあるある。
K：お前ふかしてるだけやろ、タバコに申し訳ないとおもわんのかお前は！っていうそのふかし方は！っていうのがあるじゃない。（力入れ過ぎやーゆーん）
O：うははははは（笑）
K：でもよくあんたやめれたね。（いやだから大高さんがやめたのはタバコじゃなくて酒だってば。自分だって明日にもやめれるとか言ってるじゃん！・笑）
O：いや自分がやめようと思ってやめたんじゃなくて、飲めなくなったから飲まなくていいやーって。
K：だって最初は晩酌の時も飲みたかったわけでしょ？
O：晩酌の時？
K：だからお酒は。
O：うん、飲みたかった。
K：でも最後痩せるためにはもう晩酌やめるしかない！って決めたわけでしょ？
O：それで、芝居が終わって、お酒をじゃあ復活しようかと思って飲み始めたときにまずかったから、どんどんどんどん酒量が減って、結局ゼロになったと。
K：ほお〜〜。あ、そう。
O：うん。
K：ナチュラルハイになったってことだよね。（そうか？そうなのか？）
O：そうかもしれないね。（えっ！同意しちゃうの・・）
K：珍しいねー。
O：うん。
K：じゃあここでですね、本当に酒をのまない大高は、あ、大高さんは博愛ヒーローかどうか、博愛ヒーロー度を調べさせていただきますから。いいですね？（笑）
O：ハイ（笑）
（ここテープが切れていますが、おそらく
『テープの声』@。役者より演出の方が楽だと思う。
O：まる。
じゃなかろうかと思われます。）
K：なんちゅう質問や（笑）
A。演技よりパンを焼く方が難しいと思う。
O：まる！
K：なんやねん（笑）
B。共演した女優を口説いたことがある。
K：あ、まるまるまるまる。
O：まる（笑）
K：俺が言う。まるです（笑）。
C。女性は心より顔で選ぶ。
O：まる。
K：ああ〜。
D。第三舞台を作るリーダーシップになったことを後悔している。
O：まる！！
K：うはははは（笑）
E。鴻上尚史に言いたいことがある。
O：まる！全部○やん！
K：えー博愛ヒーロー度は零点。
O：ああ！？（笑）
K：ああめずらしい、初めての人ですよ（笑）
O：おおい！（笑）
K：さ、これもう聞くのもやだなおれ。えーー俳優より演出の方が楽だと思う。じゃ君の意見を聞いておきましょう、ハイ。
O：えーまああのやっぱりほら、これは楽ってのは肉体的なことっていうことでね。楽ってことですね。（お！フォローですか？・笑）
K：まあでも演出も祈るしかないからね本番始まるとねぇ。
O：まあねええ。うん。
K：これ精神的に鈍い痛みを伴いますが（笑）
O：うん（笑）
K：えー『演技よりパンを焼く方が難しい』。
O：これは難しいですよ。（強）
K：パンてそんなに焼いてるの？
O：うん。毎日・・・
K：毎日ぃぃぃいいい！？
O：昔は毎日焼いていたけど、オーブンを大きいのを買ったから、今は二日にいっぺんか三日にいっぺんぐらい。
K：君はパン屋さんかねそれ（笑）
O：パン屋・・・にはなりたくないけどパンを焼くのは好きなの。
K：えちょっと待ってどういうこと。パン生地をこねるとこから始めるの？
O：もちろん。小麦粉をやって、ちゃんとショートニングとか入れて、バターとかなんとか卵とか入れて、イースト菌で発酵させて、で生地を成型して、で１８０℃なり２００℃なり調整して焼くわけです。
K：どれぐらいかかるの？
O：まあパンによって違うけど、食パンとかは時間かかる。
K：食パン作るの！？
O：うん、食パンはちゃんと型に入れて・・・
K：あの長い食パンだよ！？（それ以外にどんな食パンがあるの尚ちゃん！・笑）
O：そうそう。
K：それ・・・・近所で売ってるの？（売ってくれ！いくら出してもいい！）
O：売らん売らん売らん！（笑）うちで食べるの（笑）
K：大高パンとか・・（笑）
O：そう大高パンとして大高家で食べるだけ。
K：作ったばっかりっておいしいのやっぱり。
O：いや作って、少したった方がおいしい。焼きたてっていうのはそんなにおいしいものではない。
K：昔さあ、なんか円筒形のパン焼き器って流行ったじゃない。
O：うん。
K：あれじゃないの？
O：あれじゃない。あれ邪道。
K：邪道なの。
O：邪道です。全然邪道。
K：じゃ、きゅっとひねったパンとか作るの？（作家なんだからもっと表現を・・・語彙乏しいよ・・・笑）
O：うん作る作る。クロワッサンとか。
K：あ作るの！
O：うん。でもクロワッサン時間かかるけどね〜。バターなんか何回も冷蔵庫に入れて冷やしてほいでまたのばしてたたんでってやつだから。
K：それ近所で売ってないの？
O：売らん売らん売らん（笑）あくまでも趣味だからこれは。
K：それはでもやってると心が落ち着くの？
O：落ち着くね〜〜〜。なごむね〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！（ラーメンズの新幹線「なごみ」のネタを思い出しました・笑）
K：なんやお前（笑）
O：パンをねえ第一次発酵でね、生地がふくらんで、いい〜感じでふくらんで指先でつついたときの感じはもうたまらんものがあるよこれは。
K：それは焼く前ってこと？
O：焼く前。要するにイースト菌で発酵させるわけだからふくらむわけですよ。そのふくらんだ感じはねぇこうほんわかとした、なんていうの、女性の肌のような・・・（笑）ふっふっふ（笑）
K：それはじゃあ美味いんだやっぱり。
O：美味い。
K：美味いんだ。
O：美味いねぇ〜〜〜〜。やっぱり。
K：小麦粉とかはそのこだわった小麦粉とか使うわけ？
O：うん、東京製粉さんから。あ、これまずいかな・・・
K：いや別にいいけど。これまずいかなってカットの格好すんなよ、生なんだから（笑）
O：あははははは（爆笑）
K：鋏だしてどうすんだよ生なんだよ生。ね？（笑）
O：うはははは（笑）
K：あとなんだっけ、日曜大工？
O：日曜大工やってますね。
K：何作ってるの。
O：今は、まあ一番最初にやったのは庭にウッドデッキを作って。ほいで今は本棚を作ってますね。
K：へええ〜〜〜。
O：あと椅子を作ったりとか。
K：それ使えるのちゃんと。
O：ええ。もちろんです。あと、マンションに入居したときに畳の部屋があったんで、畳の部屋嫌いだったんでそれ全部フローリングにしました。（あんた職業なんやねん・笑）
K：ほっほお〜。自分でやるってこと？
O：自分でやります。
K：便利やなそれ〜〜〜。へええ〜〜〜。さて『共演者の女優を口説いたことがある』。
O：はい。今の女房です（笑）
K：あ〜〜〜はははははは（笑）あ〜あ（笑）『女性は心より顔で選ぶ』。
O：今の女房です（笑）
K：は〜、あーあ（笑）
special thanks to AKIさんvK：『第三舞台の言い出しっぺになったことを後悔している』。
O：後悔してますね〜〜〜これは。
K：正味な話君が言い出さなきゃ俺ほんと第三舞台作ってないからね。
O：俺は鴻上があんなにマジになるとは思わなかった（笑）
K：俺はだって誰か言ってくんないかなと待ってたわけだからね。
O：う〜〜ん。
K：だって実際自分から言い出すほど厚かましくない人間だから
O：うん
K：奥床しく待ってたわけだからね。
O：やっぱりあの代々木上原の喫茶店ですよ。（有名な話ですね。いったいどこの茶店なんだろ？）
K：あの時も麻雀の相手がいなくて探してたんだよなあ。
O：そう！
K：あれ麻雀の相手が居たらさあ、第三舞台はなかった。（居なくてよかったよおおお）
O：そう、なかった。
K：ほんとなかったんだよな？人生そんなもんでいいのかな。
O：すごいよねそれ考えるとねえ。
K：たまたまメンツが揃わなかったから俺と大高は喫茶店で二人時間潰しで入ったわけだよな。
O：しかもあの当時もし携帯があったら第三舞台はなかった。絶対。（携帯なくてよかったよおお）
K：携帯あったら一発だもんな。
O：そう。
K：しかもなおかつその当時麻雀に誘いに行った先輩の家に電話がなかったんだよな（笑）
O：そうそうそうそう！！（笑）それもすごいよな（笑）
K：電話持ってない先輩ってさあ（笑）
O：たかだか２０年前の話だよ。それで電話がないって。
K：よっぽどひどいよね。
O：うん。
K：だってもしあん時、俺と大高が二人きりで、メンツが見つからなくて喫茶店に入って、お互い喋り尽きて、で喋ることなくなって、
O：うん。
K：なんか、相手にインパクトを与える発言をしなきゃいけないとお互い思って。
O：そう。
K：だから大高が劇団作んないのかって言わなかったら多分大高就職してるよな。
O：うん。
K：就職して、俺も多分新聞社か出版社に就職して。
O：僕も地元に帰ってたかもしれないし。
K：なあ。新潟でなあ。
O：うん。
K：不思議なもんだよねえ。・・・で、なんで後悔してんねや（笑）
O：おれは、あん時に「劇団つくんないか」って冒険宣言とかでいろいろ書いてるでしょ。「劇団つくんないか」っていうのが俺のセリフみたいになってるけど、俺が言ったのは「そろそろ・・・腰あげない？」って言ったんだよ。
K：あーーそうそうそう。
O：でもそのそろそろ腰あげない？っていうのはどの意味にも取れるじゃない。
K：そうそうそう。
O：そろそろ帰ろうかって意味にも（笑）（おいーーーーーー！・爆）
K：うそつけーーーーーーー！！！！（爆笑）うそつけ馬鹿野郎（笑）おまえ、そんなおもろいネタを２２年後にふってどないすんねや！（笑）
O：あははははは（爆笑）
K：あ、２０年後にふって。あ、なるほどな？実は俺は帰ろうと思ったと。
O：そう（笑）
K：麻雀のメンツが見つからないから。おかしすぎるやないかそれ（笑）
O：くっくっくっく（笑）
K：むちゃくちゃおかしいやないかそれ（笑）そうだよねえアレで人生変わったんだもんねえ。
O：そうだよねえ。
K：だって俺たちの人生も変わったけどあの時演劇研究会で、第三舞台を見てさあ、みんななんかこう、劇団て何とかなるかもしれないと思ってさ。
O：うん。
K：だってあの当時学生で劇団作ってプロになるなんていうのは、ほぼ遊眠社と同時期だからなかったじゃない。
O：そう。
K：な？
O：うん。
K：だから、学生で、学生のサークルが劇団を作ってそのままプロになるなんていう可能性を誰も信じてなかった。
O：そうそうそう。まさか食えるなんて思わないし。
K：な？だからその後に続いた奴らの人生も全部変えたってことなんだよ。麻雀の相手がいないだけで！（笑）
O：っとに。ねえ。どれだけ不幸な人を生んだか（笑）（そうだったのか・・・・）
K：ほんっとそうだよねえ。いやほんとこれシャレにならないけどねえ、俺だって今でも街歩いてたらさあ、若いやつにさあ「鴻上さん僕劇団作ったんです」とか言われるんだよな。
O：うんうんうん
K：その時さ、おめでとって言えないよな？
O：ほんっと。
K：なあ。だってさー、やばかった人達みんな見てきたもんね。
O：ねぇーーー。
K：だってみんな一緒に有名になろうぜって思ってたのにさ。どこ行ったかわかんない人ばっかになったもんねぇ。
O：う〜ん。だって大体おれたち早稲田大学演劇研究会にいた先輩諸氏、後輩の人達、どっか行っちゃった人ゴマンと居るからね。
K：ゴマンと居るね。ほんとゴマンと居るよね。
O：うん。
K：珍しいよね、だからこの前ゲストに出て貰ったさあ淳子、高泉淳子とか
O：あ〜〜、うん。
K：高泉淳子さんとか白井さんとか珍しいタイプだよね。
O：そう。ほんとにね、生き残った人達だよねえ。
K：生き残ったよねぇ。さ、いいや、『鴻上尚史に言いたいことがある』。これあとからゆっくり聞きましょう。
O：はい（笑）
K：・・・・やだ！聞かない！俺はもう聞かないぞこれは（笑）さ、じゃあ時間ですが、そうだよなぁこんな話洋ちゃんと尚ちゃんでいっぱい喋っても、ね。でもな〜これで保つんだよ（笑）これどうだＴＢＳの夜中の日曜の３時半から３０分。くだらな〜いダベった話（笑）（やってくれ頼む！！）
O：はっはっは（笑）
K：まあいいや（笑）さ、お時間です。お知らせはありますか？
O：お知らせですか？えーと俺は別にねえな。
K：ないの？
O：うん。ないよね？今マネージャーに確認とりました。ないです。
K：ＢＳフジでとか言ってたじゃない。あれいいの。
O：あ〜。でもフジですから。
K：いいか。じゃあ博愛リスナーにプレゼントちょうだい。世界平和のために、なんでございましょうか。
O：えーと第三舞台２０周年記念で、まあ公演中にだしましたＤＶＤを。
K：おお〜〜〜。
O：えーと３名。３名ですか？３名の方にプレゼントします。
K：大高のサイン付きね。
O：ええ。
K：これ見るとねぇー、大高がもう飛び回ってるって池田成志が言ってました。私も見ましたが飛び回ってました（笑）
O：大高洋夫の歴史が見えます（笑）
K：はっはっは（笑）
O：はい（笑）
K：そうなんだよなぁ２０年間だもんなあ。
O：すごいよね。
K：笑うよねぇーー。
O：笑ったもん（笑）
K：えーそれじゃはがきをくれたリスナーから抽選で３名！２０周年記念ＤＶＤ欲しいと書いていただけましたら、発表エンディングでしますのでお楽しみに。じゃあ最後に大高洋夫さんから愛を感じる一曲ですが、博愛ソングのリクエストお聞きしましょう。博愛ソングはなんですか？
O：えー布袋寅康さんの「メリ−ゴーランド」
K：ほお。なぜ。
O：これはあの、作詞が森雪之丞さんで、森さん、私が敬愛する作詞家ということで、布袋さんも大好きだということで、そこに、愛を感じるということで、ええ。
K：大高さんは布袋さんと会ったことあるんですか？
O：あります。
K：よくあるの？
O：よくあります。うん。
K：わかりました。では布袋寅康さんでメリーゴーランドを聞きながらお別れ致しましょう。今夜の博愛ヒーローは大高洋夫さんでした！
O：どうもありがとうございましたっっ！
K：はい。どうもありがとうございました。・・・・やれやれ（笑）